番外編：解体工事業の将来への予想と理想　〔富山市の解体工事ブログ〕

2023年7月8日更新

こんにちは。

富山市の解体工事会社、EIKI Inc.（エイキ）です。

 

 

 

 

今回は少し大胆なテーマではありますが、解体業界の未来についての話を予想や理想も含めまとめていきたいと思います。

 

今は荒唐無稽な夢と言えるかもしれません。

ただ、文章として一度は表したくなった次第ですのでよければ最後までお付き合いいただけると幸いです

 

 

 

１．川下の流通が川上のメーカーに勝った。

 

 

長い間、日本経済はメーカーが牽引しておりました。

その結果、「価格決定権はメーカーにあるという商習慣」ができあがったと思います。

小売業はメーカーに指定された価格（定価）でしか消費者に販売することができませんでした。

 

しかし、この商習慣に立ち向かう企業が出現しました。

小売大手のダイエーです（今はイオンの子会社）。

松下電器（現パナソニック）が求める割引率に対して、大量仕入れを武器にダイエーが自社で決めた割引率で販売しようとしました。

（１９６４年に訴訟、１９９４年に和解）

 

バブル以降、小売り側がPB（プライベートブランド）を商品企画し、メーカー側に生産委託するケースが増えてきましたね。

PBが一般的になったのも、小売り業がメーカーに対して発言力を増した一つの表れだと感じます。

 

 

このダイエー×松下の戦いは、川下である流通業が川上のメーカーに勝った象徴とも言えるでしょう。

 

 

 

２．解体工事業の現在の位置。

 

 

目を建設業に向けますと、現在の解体工事業はまだまだ川下にあると感じます。

 

 

 

建設業の流れはこうです。

「事業主体（民間・国県市町村・大手デベロッパーなど）→（スーパーゼネコン→）ゼネコン→第一次下請け会社→第二次下請け会社→、、、」。

この構造は護送船団方式のようでもあり、より多くの企業に仕事を回すという利点もありますので、仕方がないことかもしれません。

 

そして、解体工事業の流れはこうです。

「お客さま→ゼネコン・工務店・ハウスメーカー→解体会社」。

昨今は中間マージンはもったいないとお考えのお客さまが増えてきて、解体会社に直接ご相談があります。

「お客さま→解体会社」ですね。

 

ちなみに富山市EIKI Inc.に直接解体工事をご依頼いただけた場合

最大30％のコストカットが可能ですので是非ご参考に！

 

 

 

３．専門知識とノウハウを持つことで川上へ。

 

ここからがちょっとした解体業界の将来への期待なのですが、解体業者は川下で案件を待ち構えるのではなく

川上の「再開発」に積極的に携わっていくことも将来的には有り得るのではないかと考えます。

 

例えば解体工事会社に新たな部署を設置するとします

その部署には、「都市計画」「再開発」「マンション新築・建て替え」のコンサルタントができるデベロッパー経験を持つ人材を雇います。

 

解体工事業という業種がなければ、そもそも新規開発・再開発の実現は不可能です。

解体工事会社に開発の絵図を描ける人材がおり、その者が計画の段階からチームに加わることもあると思います。

 

これらは、現在は妄想にすぎませんが、十年単位で将来を見通しますとあり得ないことではないと思います。

弊社EIKI Inc.がそうならなくとも他の解体業者さんでこの仕組みを取り入れることがあるかもしれません

 

 

 

 

４．富山市の再開発。

 

 

最後に富山市の再開発について、いくつかのサイトを記します。

 

まずは、富山県のサイトからご紹介します。

クリック→富山県サイト「富山県の都市計画」

 

次は、富山市のサイトです。

クリック→富山市サイト「再開発事業について」

 

 

以下は、富山市の再開発に関する個人・民間のサイトです。

サイト内容については、弊社は関与していません。

 

その１

クリック→YouTube動画「富山市　再開発　妄想MAP「富山市の再開発」の風景を妄想する」

 

その２

クリック→【自治体SDGs事例】富山県富山市のSDGs未来都市（2018年度選定）

 

 

このような再開発に解体業は川上から携わりたいものです。

「解体無くして開発はあり得ない」「未来の生活を作るのは解体工事業だ」という心意気を持って、日々の解体仕事を頑張りたいです。

 

最後まで読んでいただきました方、ありがとうございます。