養生シートはなぜ青い？　〔富山市の解体工事会社ブログ〕

2023年8月28日更新

こんにちは。

富山市の解体工事会社、EIKI Inc.（エイキ）です。

 

今回は「養生シートはなぜ青色なのか問題」について記します。

 

 

（解体工事中、現場を覆っている養生シート）

 

 

養生シートを富山市のどちらでご覧になりましたか？

工事現場、災害現場、屋根など一部破損した建物、耕作作業場が多いと思います。

春には、花見の敷物も多く見ますね。

 

この養生シート。

我々富山市の解体工事会社にとりましても、解体工事中の騒音防止・粉じん飛散防止のためになくてはならない製品です。

 

さて、養生シートの色はと言いますと、通称「ブルーシート」の名の通り、ほとんどが青色ですね。

これは、富山市だけではなく全国共通のようです。

 

 

【目次】

 

１．養生シートは最初はオレンジ色だった！

 

２．なぜ青色に変更したのか？

 

３．景観に溶け込む養生シートとは？

 

４．富山市の解体工事はEIKI Inc.(エイキ)へ。

 

 

 

 

１．養生シートは最初はオレンジ色だった！

 

 

この養生シート、最初はオレンジ色だったのです。

しかも、トラックの荷台を覆うためのシート（幌＝ほろ）として開発されました。

オレンジ色にした理由は、発注元の運送会社のイメージカラーに合わせたということで、特段の意味はありませんでした。

 

ところが、トラックの荷台を覆いながら走ってみると強い風圧のために、シートは期待したようには役に立ちませんでした。

これでシートはなくなるかと思いきや、シート自体は工事現場など色んな用途で使えとても便利だと分かり、シートは生き残りました。

 

そして数年。

シートが普及してやれやれと思った矢先、オレンジ色の顔料には毒が含まれているという噂が立ちました。

そこで、業界関係者が集まり、公害のイメージを一転させるために思い切って青色に変更することが決まりました。

公害意識が高まってきた１９６５年頃のことです。

この噂、のちほどデマだと分かりました。

 

 

 

２．なぜ青色に変更したのか？

 

 

オレンジ色を止めて、青色を選択した理由については次の２点が挙げられます。

１．青色は空や海と同じ色だから爽やかなイメージがあり、公害のマイナスイメージを消すにはうってつけな色だ。

２．青色の顔料は、すでにバケツやホースに使われていて流通量が多く安価だった。

 

以上は幾つものネットで調べました結果ですが、もう一つ大きな理由があるのではないかという話もあります。

それは、大規模災害時、被災した建物を探すとき、青色が目立つからだという考えがあるからです。

被災の状況が空からでも陸からでも定量的に調べやすいですから。

 

しかし、目立つということは周囲から浮いた色であり、平時は目立ちすぎて景観を損ねるというマイナスもあります。

自然豊かな地域でも富山市の住宅街でも、そして花見の際も、ブルーシートの青色は強烈に目に飛び込んでくるのです。

解体工事現場も同様ですね。

 

（いや、いや、間違っている。青色よりも赤や黄色の方が目立ちやすいとの意見や考えも、もちろんあります）

 

 

 

３．景観に溶け込む養生シートとは？

 

 

さて、各種サイトを調べておりますと、「周囲の景観に配慮し自然に溶け込んだ色」のシートが販売されていることを知りました。

 

以下参考サイトです。

景観色についてご興味をいだかれましたらご覧を。

 

・株式会社SANRI「景観シート」サイト→「景観色とは」

・国土交通省サイト→「景観に配慮した防護柵の整備ガイドライン」の概要

・鋼鉄防護柵協会サイト→「景観ガイドラインについて」

 

災害緊急時や危険を知らせるときなど目立ったほうが良い場合もありますが、常時使用する場合は景観を損ねない色合いが良いと思いました。

 

なお、弊社エイキのコーポレートカラーは濃紺です。

弊社ブログ→「エイキ色は？　～コーポレートカラー＆ユニバーサルカラー～」

 

 

 

 

 

 

以上、養生シートの色についてでした～

 

 

 

 

 

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