ミンチ解体と分別解体の違いについて〔富山市の解体会社ブログ〕

2024年7月23日更新

こんにちは。

富山市の解体工事会社、EIKI Inc.(エイキ)です。

 

 

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今回は、「解体の手順」および「分別解体とミンチ解体」の概略を記します。

 

 

【目次】

 

1.建設リサイクル法と「分別解体」について

 

2.「ミンチ解体」について

 

3.富山市の解体工事はEIKI Inc.(エイキ)へ

 

 

1.建設リサイクル法と「分別解体」について

 

 

解体方法には「分別解体」と「ミンチ解体」とがあります。両者について概略を記します。

 

【分別解体とは？】

 

解体時、建材の種類にごとに現場で解体収集します。例えば、コンクリートは木材とは別々に回収します。

 

「建設リサイクル法」の施行以降、現場にて解体した建材は分別解体と分別収集が義務付けられているのです。

 

「建設リサイクル法」についての環境省の説明によりますと、1965年以降（昭和40年代）に建った建物の建て替えが現在と将来行われることにより、建設廃棄物の排出量が増えることが予測されます。

 

この解決策として廃棄物について再資源化を行い、再度活用すべく2000年（平成12年）５月に建設リサイクル法が制定されました。

 

建設リサイクル法では、特定建設資材のコンクリート（プレキャスト板等を含む）、木材を用いた建築物の解体工事やその工事に特定の資材を使用する新築工事等の一定規模以上の工事を行う際、分別解体等の再資源化を行うことを義務付けています。

 

解体時に出る不要物には、「特定建設資材」と言われている物があります。

 

それは４品目あります。

 

・コンクリート

・木材

・コンクリートと鉄から成る建設資材

・アスファルト・コンクリート

これらの４品目の建材は、再資源化が義務付けられています。（その他の廃材も分別しリサイクル化しています）

 

参考：環境省サイト→「建設リサイクル法の概要」

 

 

 

 

2.「ミンチ解体」について

 

 

【ミンチ解体とは？】

 

建設リサイクル法が施行される以前、「ミンチ解体」と呼ばれる解体方法を行っていました。

 

このミンチ解体とは、全ての構築物をユンボなどの重機で一時に解体する工法です。

 

壊しやすさを優先し、混合で解体していたことになります。

 

お客さま、解体会社両者にとってミンチ解体は、ある意味ではメリットがあったのです。

 

「ミンチ解体は工期が短く価格が安価だった」のです。

 

しかし、ミンチ解体は「建材がリサイクルできない」と問題視されました。また、「最終処分地の確保にも影響」がでました。その結果、「分別解体」が義務付けられるようになったのでした。

 

「法律で定められているから分別解体している」というのではなく、「環境の保全とリサイクルを重視し、環境を守る仕事をしている」という誇りを抱いて働きたいものです。

 

 

（ミンチ解体のイメージ写真）

 

 

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