再生砕石とは？解体工事で発生したコンクリートの意外な使い道

2024年1月9日更新

こんにちは！富山市の解体工事会社、EIKI Inc.（エイキ）です！

 

全国的に混乱が続く年始になりましたが、幸い弊社には大きな被害はありませんでした。

しかし富山市内で解体工事が必要となる状況に見舞われた地区もありましたので、弊社はこれまでと変わらず地域に貢献するべく様々な解体工事の依頼をお引き受けする所存です。

 

これからも解体工事を依頼したいお客様に役立つ情報を発信していきますので、今年も株式会社エイキをよろしくお願いいたします。

 

 

解体工事のコンクリートガラ

 

 

解体工事では、建物を解体するとコンクリートガラという廃棄物となったコンクリートの欠片が大量に発生します。

このコンクリートガラ、実はリサイクルが可能です。

その名も再生砕石といい、コンクリートガラを破砕し砕石として生まれ変わった物です。

 

今回は再生砕石についてを富山市の解体工事会社エイキが解説していきたいと思います！

 

 

コンクリートの建物を解体して発生したコンクリートガラ。

 

 

 

 

 

再生砕石とは？

 

再生砕石。

 

再生砕石とは、コンクリート・アスファルト等の石類を再利用して作られた砕石です。

再生クラッシャーランとも呼ばれています。

通常、砕石は天然の岩石を破砕して作られますが、再生砕石は岩石の代わりに解体工事等で不要となった石類を破砕して作られています。

 

再生砕石は主に「RC-○○」という名称で販売されており、これは「Recycler(リサイクル)」と「 Crusher run(クラッシャーラン)」の頭文字を合わせた名です。

「○○」は粒度です。その為、粒度が0～40mmの再生砕石は「RC-40」(Recycle Crusher run-0～40mm)となります。

ちなみに、天然砕石の場合は「C-○○」です。こちらはリサイクル品ではない為「R」が付きません。

 

天然砕石。

 

再生砕石の特徴

コンクリート等の石類を再利用して作られた再生砕石は、天然砕石と特徴が異なります。

再生砕石の特徴は以下の通りです。

 

・天然砕石に比べて強度が劣る

・リサイクル品である為価格が安価

・製造時によるCO2排出量が少ない

・コンクリートによるCO2固定化

 

このように、再生砕石は天然砕石に比べて強度は劣るものの、安価でCO2を抑制できるメリットがあります。

まさに資源を無駄にせず、かつ地球にもやさしい建材といえるでしょう。

 

 

再生砕石の用途

再生砕石は安価で地面の締まりが良い為、道路の路盤材として利用される事が多いです。

道路作りでは、コンクリートやアスファルトで舗装する前にまず路盤材を敷く必要があり、この路盤材に再生砕石が使われます。

路盤材は車の重さを分散させる効果があるので、道路の耐久性を高める為には欠かせない物なのです。

 

路盤材として敷かれた再生砕石。

 

路盤材以外では基礎砕石・埋め戻し材・砕石敷き等に利用されています。

 

 

まとめ

今回は再生砕石について解説させていただきました。

本記事のまとめは以下の通りです。

 

・解体工事で発生したコンクリートガラは再生砕石として再利用される

・再生砕石は不要となったコンクリート・アスファルト等の石類を砕いて作られた砕石で、再生クラッシャーとも呼ばれる

・砕石には再生砕石以外に、天然の岩石で作られた天然砕石がある

・再生砕石は「RC-○○」といった名称で販売されている

・再生砕石は天然砕石に比べて強度は劣るが、CO2の抑制に効果がある

・再生砕石の用途は路盤材・基礎砕石・埋め戻し材・砕石敷き等がある

 

 

 

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