エイキの
現場ブログBLOG
手壊しと機械壊しを併用する富山市の解体工事。~ミンチ解体と建築リサイクル法~
こんにちは。
富山市の解体工事会社、EIKI Inc.(エイキ)です。
前回の続きです。
前回ブログ→ 「手壊しと機械壊しを併用する富山市の解体工事。~解体工事の順序~」
今回の記事では、手壊しを取り入れて解体工事をする理由を
述べていきます。
ミンチ解体と建築リサイクル法について
重機だけで解体工事をしない理由をご説明するまえに、「ミンチ解体」という言葉について触れておきます。
「ミンチ解体」とは何か?
「ミンチ肉」からイメージできますように、重機を使い全ての建材を一気に壊す解体工事方法です。
ミンチ解体によって排出される廃棄物は、建材の種類に関係なく、ガラス、金属、木材、タイル、コンクリートが混在となっています。
バブル時代までは、素早く壊して建築用地を作りその上に新しいビルを建てるという発想ですね。
「ミンチ解体」が主流の時代が長く続きました。
さて、今から20年少々前のこと。
「産業廃棄物の不法投棄問題」「使い捨てからリサイクルへ」が身近になる時代です。
リサイクル社会の実現に向け、「建設リサイクル法」が2000年(平成12年)に公布されました。
完全施行は2002年(平成14年)です。
この法律によって、「ミンチ解体」は法律違反となりました。
全ての解体工事会社には「分別解体」が義務付けられました。
具合的には、「特定建設資材廃棄物」を解体工事現場で分別しなければいけないこととなりました。
(「特定建設資材廃棄物」とは、コンクリート塊、コンクリートと鉄からなる建築資材、アスファルト・コンクリート塊、建設発生木材の4種類です)
「分別解体」の義務化によって、良い変化が二つあります。
1.解体工事における廃棄物のリサイクルが進んだこと。
2.解体ゴミを丸ごと山に捨てるなどの不法行為が激減したこと。
(不法投棄は、見た目の景観が悪くなるだけではなく、危険物質によって土壌が汚染されるといった環境問題につながります)
このような経過をたどり、現在の解体工事はすべて分別解体工事となりました。
分別解体するには、重機解体工事は雑すぎます。
重機では、材質ごとに細かく分別解体することが不可能ですから。
前章の問いかけ「重機だけで解体工事をしない理由」は、この分別解体の義務化が原因です。
建材を一つ一つ撤去する「手壊し」が、屋内解体で必須となったのです。
富山市の解体工事後の廃棄物の行き先
富山市の解体工事現場からは大量の廃材が出ます。
この廃材はどこへ運ばれ、最終的にはどうなるのでしょうか?
上の図に沿って簡潔に申し上げます。
1.廃材は、解体工事会社が現場から「中間処理会社」に運搬します。
2.「中間処理会社」では、まずは廃材を「リサイクルできる物質」と「不可能な物質」に選別します。
3.前者は「リサイクル会社」へ運搬します。
4.後者は、焼却や水分を飛ばして容積を小さくし、有害物質を取り除いたあとで、「最終処分会社」へ運搬します。
5.「最終処分会社」では、物質をできるだけ無害化させてから、海に流したり土地に埋めます。
指定されている危険物質は、厳格に管理された土地に埋め立てて保管します。
※今回は富山市の解体工事の廃棄物について記しましたが、あらゆる産業から出る廃棄物も大体は同様の流れをたどります。
産業廃棄物の流れの詳細は、弊社過去ブログをご参照ください。
→「富山市の解体工事で出た廃棄物は、最終的にどうなるのか?」
富山市の最終処分場
最後に、富山市の最終処分場「山本最終処分地」の写真を貼ります。
引用元は、富山市サイト「山本処分場」です。
「廃棄物の最終的な行き場」となる「最終処分施設」は、富山市の私たちが快適に生活するうえで必須の場所です。
(解体業界の課題は「産廃処理場不足」といわれています。いずれこの課題についてブログで考えたいです)
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