解体現場の４つの仕事内容と求められる能力とは？〔富山市の解体工事ブログ〕

2023年8月18日更新

こんにちは。

富山市の解体工事会社、EIKI Inc.（エイキ）です。

 

今までのブログでは、主に富山市の解体工事の仕組みと実例を書いてまいりました。

解体工程であったり、個々の現場の写真と解説です。

 

しかし、解体工事現場で働く私たちの実際の仕事についてはご案内してこなかったと思います。

そこで、今回のブログでは、私たちが富山市の現場で何をやっているかについて記します。

 

・まずは役割分担別（職種別）に記し、

 

・次に仕事内容別（能力別）に記しますね。

 

 

【目次】

 

１．解体工事現場での仕事の役割（職種）は４つあります。

 

２．解体工事現場で求められる能力は５つあります。

 

３．富山市の解体工事はEIKI Inc.(エイキ)へ。

 

 

 

 

 

 

１．解体工事現場での仕事の役割（職種）」は４つあります。

 

仕事内容（職種）を役割分担の観点で４つに分けてご案内します。

 

１．作業員

 

解体作業の実働隊として、常に現場の最前線で働いています。
重機やハンマーなどの工具を使い、建物と外構物を壊します。
さらには、撤去した廃材を現場で素材ごとに分別します。

他と協力し小まめに動きますので、体力と技術力と要領の良さが必要です。

 

２．オペレーター

 

重機ユンボなどを操作します。
躯体である柱や梁などの構造部分を壊します。
廃材を粉砕し材質ごとに分別しトラック（産業廃棄物回収収集車）へ積み込みます。

重機の種類ごとに各種資格が必要です。

 

３．鳶工（とびこう）

 

専門職として、解体前に足場の組み立てと解体後の足場の撤去を行います。
さらに、防音パネルや養生シートなどの安全・環境に関する資材の設置も担当します。
高いところでの作業ですので、安全対策が一番大切です。

技能と知識と安全に関する資格を取ることができます。

 

４．現場監督

 

現場全体の管理者です。
まずは、解体工事の全体計画（工程・コスト・重機調達など）を立てます。
解体工事中は、進捗状況を把握したうえで指示を出します。
施主、近隣の方々および行政との意思疎通などの調整も大切な仕事の一つです。
作業員と通行者の安全管理はとくに注意しなければならないことです

各種資格が必要となるうえ、皆をまとめるためのコミュニケーション能力が大切です。

 

 

 

 

 

 

２．解体工事現場で求められる能力は５つあります。

 

 

５つの能力は仕事に就いてすぐには身に付きません。

焦ることなく、まずは先輩の指示を聞き動きを見ながら行動します。

現場で多くの体験を積むうちに身についてきます。

どんな仕事も同様だと思いますが、慣れるまでは辛抱ですね（笑）。

 

 

１．資格と技能

 

解体工事には、足場の組み立てや重機の操作など資格や技能が必要な作業があります。

これらの資格や技能は、単に作業を遂行するために必要というだけではなく、安全な解体工事を行うために必要です。

数年をかけて順に取得していきます。

 

 

２．体力

 

解体工事は主に屋外で肉体を使う仕事です。

体力や筋力が必要です。

肉体を鍛えることも大切ですが、自分の体調を維持する自己管理能力が大切となります。

夜更かしは厳禁ですよ。

 

 

３．考える力と全体像を理解する力

 

解体工事は、段取り仕事です。

どの順で作業をするのか、どの工具を使うのか、

そのためには事前準備として何をしておかねければいけないのかを考える能力が必要です。

また、他の役割の作業員との連携が必須ですので、解体作業の全体像を理解することが大切となります。

 

 

４．心（物事の考え方）

 

解体工事は危険と隣り合わせです。

高所作業や重機の操作などは常に緊張感が伴います。

また、天候などの変化や重機工具使用の日程調整がつかず、予定通りに仕事が進めないこともあります。

柔軟な気持ちと余裕を持つようにしないと、イライラして精神的に疲れてしまうことがあります。

こんなときのために、心身が疲れたときの対処法を持っておきたいですね。

また、仕事上困ったり悩んだときは、早めに先輩や周囲に相談しましょう。

気分転換するために、趣味を持つこともおすすめです。

 

 

５．法律と手続き

 

解体工事は、建設リサイクル法や廃棄物処理法などの法律に従って行わなければなりません。

また、解体工事には各種届け出や申請が付き物です。

違法工事はもちろんですが、不要なトラブルを避けるために、法律と手続き方法を知っておくことが求められます。

 

 

６．近隣への配慮

 

解体工事は近隣にご迷惑をかける粉塵飛散や騒音や振動を伴う作業があります。

少しでもご迷惑を避けるために養生シートや防音パネルの設置、および水かけなどの配慮が必要です。

また、解体工事の前には近隣へのご挨拶回りがが欠かせません。

これらの配慮は、近隣からのクレームを未然に減らします。

 

 

今回は、富山市の解体工事を、仕事内容の視点で記しました～